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『手話通訳問題研究』107号
『手話通訳問題研究』107号
  • グラビア
  • 随想
  • 手話この魅力あることば 89
  • 日本の手話いろいろ74
  • 連載 第12回 なんやろな、それ
  • 連載 アジアを旅して4
  • 連載 父、伊東雋祐のこと2
  • 連載 あり検 事例検討マンガNo8
  • 連載 第18回 手話通訳なるほど大学
特集 裁判員制度と手話通訳
・1.現行の刑事裁判における手話通訳者の仕事と役割
・2.裁判員制度の概要
・3.刑事手続と「司法改革」の意義
・4.裁判員裁判における手話通訳者の仕事と役割
・5.刑事裁判と通訳人
・6.裁判員制度開始を間近にしての全国の状況

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・リレーエッセイ
・のぞいてみよう支部機関紙
かばんの中の一冊
特別報告 第25回 全国手話通訳問題研究討論集会 in 千葉
チャレンジ手話クロス
ハガキで話そう
グラビア 「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
全通研千葉支部医療班は支部創立1年後の、1979(昭和54)年から活動している。その30年の活動のまとめとして、今年2月に『見て納得、守れる健康』というイラスト集を出版した。活動の中心にいるのが坂本建彦さん。医療班の活動は、美味しいものを食べながらというのがいつものスタイルだ。
「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
坂本さんは日赤の産婦人科の医師。看護師を集めて院内での手話学習会も開かれている。
「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
愛用の自転車で病院に通う
「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
エコーで赤ちゃんの様子を見せながら説明
「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
診察が終わって病院の仲間とテニスを楽しむ
「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
手話サークルの仲間たちと喫茶店での語らいが毎週の楽しみ
「たのしみは 心をおかぬ手話友と 食べてしゃべって 知恵を出すとき」/千葉県 坂本建彦さん
先生のはじけるような笑顔に患者さんたちも元気をもらう
手話この魅力あることば 89
手話この魅力あることば 89
鹿児島市にお住まいの南竹ミドリさん、82歳。
もう何十年も前のことになりますが、南竹さんの息子さんが幼稚園に入った時、懇談会で妹さんに通訳を頼んだそうです。筆談で「元気です」と伝えられるだけでは納得できず、聞こえる人が子どものことについていろいろ話ができるのと同じように南竹さんも自分の子どものことを知りたいからでした。
実は、全通研鹿児島支部の井之上支部長と宇野さんが南竹さんのお宅を訪問し「手話この魅力あることば」に登場していただきたいとお願いしている様子を収録したものを事前に見せていただきました。テーブルの上にはケーキの箱。出演を懇願している井之上支部長と宇野さんの後ろ姿。「えっ。私が? 取り立ててお話するようなことは何もありません」と困惑している南竹さん。そんな控えめな南竹さんが子どもの懇談会では通訳が必要だったと言い切っているのです。その芯の強さがどこからくるのかが初めはわかりませんでしたが、お話を伺ううちに少し見えてきたように思いました。
南竹ミドリさんの手話表現
南竹ミドリさんの手話表現
<訳>
仕事で疲れた時は、赤ちゃんが泣いているのに気づきません。目が覚めない時は母が起こしてくれました。
<解説>
南竹さんご夫婦は縫製の仕事をしていました。ろうあ運動に熱心だったご主人は、やりかけの仕事を残したまま出かけてしまいます。残された仕事を南竹さんが一人で片付けなければなりません。普段は、赤ちゃんが泣いてむずがる気配で目が覚めるのですが、なかなか泣き止まない時は、それを察して両親が廊下を渡って起こしに来てくれていたそうです。「来る」の手話の動きの大きさ(距離)で、南竹さんの部屋と両親の部屋とが離れていることが表現されています。

『手話通訳問題研究』は、一般社団法人国手話通訳問題研究会会員限定の機関紙で非売品です。
お読みになりたい方は、各都道府県支部または、全通研事務所までお問合せください。

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