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『手話通訳問題研究』99号
『手話通訳問題研究』99号
特集 魅力あるろう学校を求めて
・はじめに
・ろう教育の最近の状況と課題
・手話の活用と日本語の習得
・小学部の話し合い活動
・聴覚障害児が「きこえない」自分を肯定的に見い出すために
・ろう学校の英語授業におけるパソコンノートテイク
・ろう教育の専門性における聴覚障害教職員の役割
・ろう学校の言語教育と障害者権利条約

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特別報告1 2005年度手話通訳者の労働と健康についての実態調査報告(下)
・リレーエッセイ
・のぞいてみよう支部機関紙
かばんの中の一冊
チャレンジ手話クロス

特別報告2 第23回全国手話通訳問題研究討論集会in京都
ハガキで話そう
グラビア 「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
全通研群馬支部、運営委員会での小林慶美さん。小林さんはいつもはつらつ笑顔、元気印の29歳。
「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
老人ホーム「サンロイヤル広沢」。ここには4人のろうあ者がいる。かつて桶職人だった94歳の飯塚幸平さんと縫製一筋に生きて来た須藤節子さんを訪ねて、話し込む。
「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
仕事は桐生市身体障害者福祉センターの職員。年間300件ある手話通訳の半分は彼女がこなす。
「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
小林さんは群馬女子大のサッカーチーム「ヴェスターレ」でサッカー経験がある。今も時々後輩の激励に行く。
「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
ろう・難聴児たちのフリースクール「群馬デフフリースクール」にもボランティアで関わる。
「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
全通研の会議が終わってから近くのファミレスで気が置けない仲間とお茶するのが一番のリフレッシュの時間。
「はつらつ手話通訳」/群馬県 小林慶美
小林さんの両親小林忠雄さんと惇子さんは聴覚障害者。慶美さんは子どものときから両親の手話を見て育ったこともあって、実にろうあ者的な手話を使う。
手話この魅力あることば 81
手話この魅力あることば 81
野中さん75歳、野中さんの思い出は65年ほど遡る、父と母と祖母と兄と姉との思い出について語ってくれました。 そこには、父と息子とのごく当たり前の関わりが暖かい南国の風とともに伝わってきます。
野中さんの思い出はお父さんとお母さんと3人で山の畑に芋掘りに行った話から始まりました。牛を引くお父さん、その背中に乗せられたやんちゃ坊主の野中さん、後ろから付いてくるお母さん、山間の畑までの道のりをゆったりと歩いている、懐かしい光景が浮かんできます。
芋掘り作業をする両親の側で遊び飽きた野中さんは芋掘りをさせてほしいと訴えます。
しかし、両親のようにはうまくいきません。何度やっても鍬が芋に突き刺さるのです。
その度に両親の顔をうかがう野中さんに、お母さんは「もう」と渋い顔をしますが、お父さんは「いいよいいよ」とやさしく見守っているのです。
野中米喜さんの手話表現
野中米喜さんの手話表現
<訳>
父と母と私と牛も一緒に山へ芋掘りに行きました。(両親が芋を掘っている様子を見て)自分にもやらせてほしいとせがみました。しかし、鍬が芋に刺さってしまいます。母の様子をうかがうと母は怖い顔をしていましたが、父は微笑みながら「うんうん」とうなずいていました。
<解説>
両親との思い出を語る野中さんの表情は3、4歳頃の少年の表情に戻っています。鍬で芋を傷つけた瞬間に「しまった」と視線を母にむけている野中さんの表情、お母さんの「めっ!」という表情、視線を少し上に上げお父さんに助けを求める表情、やさしく見守るお父さんの表情、三人三様の気持ちが伝わってきます。

『手話通訳問題研究』は、一般社団法人国手話通訳問題研究会会員限定の機関紙で非売品です。
お読みになりたい方は、各都道府県支部または、全通研事務所までお問合せください。

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